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ワイカト大学(ニュージーランド) <2025年2月~3月>

2025年6月3日公開(2025年6月4日更新)

本村英次さん

4週間の異文化実習を通して、自身の実践的な英語力の現実を知るとともに、異文化的な体験をすることで多様な知識と価値観を得ることができた。

ニュージーランドで生活をしていて最も印象に残っているのは、国籍の多様性である。アジア系、ヨーロッパ系、マオリ系など様々な背景をもつ人々が共に暮らしており、大学やショッピングモール、街中で様々な人種の人々が見受けられた。異文化的な背景をもつ人々が共に暮らすためには認め合う力が必要であり、生活をする中でその認め合う力、互いの文化を尊重する力をもっているからこそ国籍の多様性があるのだろうと感じた。また、様々な国の人々が英語という共通の言語を通してコミュニケーションをとっている様子を見て、英語が世界的に共通の言語であるということを実感した。同じクラスに韓国から来た足球即时比分もいたが、英語のおかげで互いのことを知り仲を深めることができた。英語のスキルを磨き会話がよりスムーズに正確にできるようになれば、他の国の人と意見や考えを共有でき自分の世界が広がることを身に染みて感じたので、英語の学習意欲が増した。しかし、ホストファミリーとうまく会話をつなげることができなかったり、伝えたいことが言い表せなかったりともどかしさも何度も感じた。自分の英語力はこの程度だと痛感できた期間でもあった。

また、衝撃的な経験として日本人と中国人は共通の言語を話すのかという質問をされたことが強く記憶に残っている。日本人からすると常識であるが、日本と反対側の国がどの言語を話しているか知っているかと言われれば答えられないことと同様である。日本という国のことを誰もが知っているわけではなく、主観的な考えをしていたことを理解することができた。

ニュージーランドでの生活の中で英語の実力不足を感じネガティブな感情になることも多かったが、この悔しさを活かしてこれからも英語スキル向上に励んでいきたい。また、互いを尊重する意識を持ち様々な意見に耳を傾ける力を養っていきたいと感じさせる貴重な4週間であった。